手作りアクセサリーって実際どうなの?
大切な記念日や結婚、婚約の思い出に、手作りのアクセサリーを贈ること。
アクセサリーそのものだけではなく、実際に贈るまでの製作過程やかけた時間まで、すべてがお二人にとっての宝物になります。
ただ実際に製作する・贈るとなると、
・素人が簡単に作れるものなの?
・既製品を買った方が高品質なんじゃない?
・手作りなんてしちゃうと重くて引かれないかな…。
と不安になることもあるかもしれません。
これまで当店にご相談をいただいたお客様からも、そんなお声をいただくことがありました。
そこで今回は、実際に手作りのエンゲージリングを贈られた男性のお客様をご紹介したいと思います。
受け取った彼女さんからもお言葉をいただいているので、現在アクセサリーの手作りを迷われている方は、ぜひ参考になさってください!
ただこれは、あくまで一つのカップルの形、結末です。
人の数だけ正解があるのが手作りエンゲージリングの良さなので、読みながら、ご自身にはどんな形で手作りするのが合うか想像してみてくださいね。
都内で働く会社員、平田さん(仮名)
平田さんが当店にご相談をくださったのは、昨年の始め頃のことでした。
彼女の優希さん(仮名)とは、付き合って3年、同棲して2年。
お互いに結婚を意識してはいましたが、正式なプロポーズはまだとのことで、サプライズで指輪を贈りたいというご相談でした。
結婚を意識していた分、これまでデートの際に宝飾店を見に行ったこともあったそうなのですが、なかなかしっくりくる指輪には出会えなかったそうで…。
指輪を見て気に入っても優希さんの手にはしっくりこなかったり、石のサイズが気に入らなかったり。
「それならばいっそオーダーで、いや、オーダーするならば手作りの方が気持ちが込められるのでは…?」と考えて色々と検索し、当店にたどり着いてくださったそうです。(ありがとうございます!)
そして、優希さんの好みを聞きながら一緒に作るか、サプライズにするか悩んで思い出したのは、付き合い始めて最初の平田さんの誕生日に、優希さんがサプライズで手料理を用意してくれたこと。
とても嬉しくて心が温かくなった記憶が蘇り、「あのときのお返しをしよう!」と決意された平田さん。
最高の思い出にするために、サプライズで手作りのエンゲージリングを贈ることが決まりました。
どんな指輪にする?
さて、エンゲージリングを手作りしてサプライズで贈ることは決まったものの、次の問題は“どんな指輪にするか”です。
平田さんは同僚の方から、「相手が自分のために選んでくれた指輪も嬉しいけれど、実は本音の部分では、一生の思い出に、自分で納得する婚約指輪を選びたいという女性が多い」という話を聞き、悩んでおられたようです。
そこで平田さんがとった行動は、作るということは伏せた上で、徹底的に優希さんの好みを引き出すことでした。
ただあまり質問攻めにしてはバレてしまうということで、
「どんな色が好き?」
「プラチナとゴールドってどう違うの?どっちがいいの?」
「華奢な方がいい?豪華な方がいい?」
数日おきに小出しで小出しで、平田さんは時間をかけて情報収集を重ねました。
そんな努力の甲斐もあって、集まった情報を元にしたデザインは順調に形に。
自分は普段アクセサリーを付けないし指輪には詳しくないとおっしゃっていた平田さんでしたが、優希さんに喜んでもらいたいという一心で、とても熱心に指輪のことを調べては、当店スタッフに相談されている姿が印象的でした。
こうして時間をかけたことも、これから大事な思い出になっていけばいいなぁと思ったのを覚えています。
完成した指輪を見た平田さんは…
そうしてたくさんの工程を経て完成した指輪。
お渡しの日、平田さんは実物を見て、「正直、こんなにクオリティが高いものが出来上がるとは思っていませんでした」と驚いてくださいました。
手作りアクセサリーは既製品に比べて低品質…どうしてもそんなイメージがあったと。
当店は熟練の職人がサポートしながらの製作になりますので、品質についてはご安心ください。
ご心配な方は、ぜひお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
(お問い合わせだけでも大歓迎です!)
さて、指輪は無事に完成しましたが、平田さんにとってはこれからが本番。
サプライズを成功させなくてはいけません。
指輪を見て喜んでくださっていた顔から一転、緊張の面持ちでお店を後にされる平田さんの背中に、スタッフ一同、心からのエールを送りました。
手作りエンゲージリングを受け取った彼女さんはどんな反応だった?
ここからは後日談です。
昨年、当店で手作りのエンゲージリングを作られた平田さんは先日、彼女の優希さんと一緒にご来店くださいました。
来店の理由は……
「手作りの結婚指輪を作りたくて相談に来ました」!
「おめでとうございます!サプライズが成功したんですね!」
お祝いの言葉をお伝えすると、なんとも微妙な顔になった平田さん。
あら?と思っていると、平田さんではなく優希さんが答えてくれました。
「すみません、実は気づいてました。笑」
「えっ?」
そう、優希さんは、平田さんが優希さんに内緒で指輪を準備してくれていることに気づいていたらしいのです。
いやはや、女の勘は侮れません。
「だって、前はデートで宝飾店に寄っても興味なさそうにしてたのに、急に色々訊いてくるから…」と優希さん。
とはいえ、「でも、まさか手作りとは思いませんでした!」
優希さんは、自分が気に入る指輪を探してくれているのかな、それとももしかしてオーダーしてくれようとしてるのかな…と考えていたそうです。
それが手作りの指輪を渡されたので、不意打ちで感動してしまったとか。
プロポーズはサプライズ失敗だったかもしれませんが、手作りはしっかりサプライズになったんですね!
その後、こっそり優希さんにお尋ねしました。
「実際のところ、手作りの指輪ってどう思われました?」
優希さんは笑いながら、
「むちゃくちゃ嬉しかったですよ。デザインを考えている時間も、作っている時間も、ずっと私のことを考えてくれていたってことですもんね。一生、大切にします!」
これから当店で結婚指輪を作って、一緒に人生を歩いていかれる平田さんと優希さん。
本当におめでとうございます!
お二人の大切な時間に、当店の指輪が寄り添ってくれることを願っています。
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