手作りはあり?結婚指輪を選ぶカップルに新しい選択肢

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手作りは、結婚指輪を選ぶカップルの間で近年人気が高まっています。
とはいえ、手作りと聞くと不安を覚える人も多いのも確かです。

オーダーメイドとはどこが違うの?
手作りに向いているカップルって、どんな人?

結婚指輪を選ぶカップルにとって、手作りは魅力的な選択肢であるのと同時に、未知の選択肢でもあります。
そんなよくわからない方法を、簡単に選択することはできませんよね。

今回は手作りに不安を覚えているあなたのために、手作り結婚指輪の基本についておさらいしていきましょう。
あなたたち2人が本当に手作り結婚指輪に向いているかどうか、これを見て確かめてみて下さい。

手作り結婚指輪はあなたの手で作るオリジナルリング

手作りの結婚指輪とは、あなたがその手で作成する結婚指輪のことです。
自ら金属を加工したり、指輪製作の工程を行ったりすることで、世界中のどこにもない唯一無二の指輪を手にすることが出来ます。

けれど、アクセサリーなんて作ったことがなし、手先が器用ではないから、ちゃんと作れるか不安。
自分で作ったら、素人丸出しの低品質な指輪に仕上がるに決まっている。

「手作り」と聞くと、そんな風に考えてしまうこともありますよね。
ですが、心配は無用です。
手作りと言っても、一から十まで2人だけで仕上げるわけではありません。

作成時はデザインを決める段階から、専門スタッフの丁寧な指導の元で作成します。
もちろん、最終的な仕上げはプロのジュエリー職人が行いますので、仕上がりも安心。
手作り結婚指輪と言っても、あなたが手にするのは既製の指輪と何ら差がない高品質なものですよ。

そんな手作り結婚指輪には、大きく分けて2つの製法があります。

1つ目は、鍛造(たんぞう)。
直接金属を加工して、指輪の形に仕上げる方法です。
指輪が完成していく様子が目に見えるため、より手作りした実感を得られます。

もう一つは鋳造(ちゅうぞう)。
ワックスという素材を使って指輪の原型を作り、鋳型を作成して指輪を作る方法です。
ロウのように柔らかい素材をあなたが自由に成形できますので、デザインの自由度が高いのが特徴です。

このように手作りと言っても、製法の違いによってあなたが行う工程は大きく変わります。
ですがどちらの製法も変わらないのは、あなたがパートナーと2人で作り上げる指輪である、という点です。

オーダーメイドと手作りの結婚指輪はここが違う

手作り結婚指輪とよく似たものに、オーダーメイドがあります。
自分の希望する形の指輪をデザインから起こして作成すれば、手作りと同じ世界でただ一つの指輪を作れます。
ではセミオーダーやフルオーダーといった指輪と、手作り結婚指輪では何処が違うのでしょうか?

実はデザインを自由に決められるという点では、両者に違いはありません。
決定的に違うのは、誰が指輪を作成するか、という点です。

手作り結婚指輪では、あなたは自分で指輪を作る体験を得られます。
2人で共に1つの物を作り上げる経験、自分で作ったという充足感。
手作りしなければ決して得られない思い出という貴重な付加価値が、手作りの最大の魅力なのです。

近年、結婚式のスタイルは大きく変化しています。
中には、結婚式そのものを断念するカップルも少なくありません。
結婚式という華やかな思い出が作れない今、新たな結婚の思い出作りとして、手作りという選択肢が注目されているのです。

こんなカップルには手作り結婚指輪がおすすめ

とはいえ、何事にも向き不向きがあるように、全てのカップルにとって手作りが最良の選択肢である、という訳ではありません。
手作りを選ぶ前には、あなたが手作りに向いているかどうか、確かめておきたいですよね。

手作りに向いているカップルとは、次の3つのうちどれかに当てはまるタイプのカップルです。

まず1つ目は、世界でただ一つの特別な指輪を手にしたいカップル。
先程解説した通り、手作り結婚指輪はデザインを自由に決められるだけではなく、あなた自身が指輪の作成に関わります。
そのため、世界中探してもこれ1つしかない、特別な指輪を手にすることができるのです。

次に、結婚を記念して、何か特別な思い出を作りたいカップル。
手作りの最大の魅力は、作るという体験が出来ることです。
慣れないジュエリー作成を、2人で助け合いながら作る。
そんな手作りの体験は、何にも代えがたい思い出となります。

また、結婚指輪というのは、常に身に着けるジュエリー。
手元を見るたびに2人で作った思い出がよみがえる、そんな素晴らしい結婚指輪は手作りしてこそ手に入るものです。

3つ目は、結婚指輪を選びかねているカップル。
結婚指輪を選ぶカップルが、指輪選びに迷うことは良くあることです。
中には迷い過ぎて、決め方がわからなくなるカップルも少なくありません。

2人が共にブランドには興味がなく、指輪の試着に行ってもどれも決め手に欠けているなら、是非手作りのお店を訪ねてみて下さい。
新たな選択肢に触れれば、行き詰っている結婚指輪選びも前に進みますよ。

全ての人に最良な方法ではない!手作りしない方が良いカップル

逆に、結婚指輪を選ぶカップルの中で、手作りがおすすめできないパターンもあります。
具体的には、次の3つのどれかに当てはまるカップルは、手作りを選ばない方が良いでしょう。

1つ目は、パートナーやあなた自身に、強く憧れを持っているジュエリーブランドがある場合です。
結婚というのは、人生の節目となる大きなイベント。
その証となる結婚指輪には、強い思い入れを持っている人も沢山います。
幼い頃から憧れていたブランドがある、ずっと前からこのブランドのジュエリーが大好きだった。
そんな心に決めたブランドがある場合は、手作りはおすすめできません。

特に注意したいのは、パートナーに憧れのブランドがある場合です。
あなたがどんなに手作りしたくても、パートナーに強要してはいけませんよ。

2つ目は、手作り結婚指輪の話をした時、パートナーが難色を示した場合です。
あなたが丁寧に説明したり、工房見学に行ったりすれば、パートナーが納得してくれることもあります。
ですが、初めに否定された場合は、パートナーに憧れのブランドや別の希望する指輪がある可能性が考えられます。

パートナーが初めに難色を示した場合は、相手の希望を良く聞き、話し合った上で選ぶようにしてください。

3つ目は、急いで結婚指輪を用意しなくてはいけない場合です。
手作りの結婚指輪は工房によって様々な特色があるため、お店の比較や工房見学は必須です。

例えば、鍛造と鋳造の違い、オプションサービスの違い、または工房の雰囲気。
これらの差は、手作りについて調べたり工房見学を行ったりすることで、はじめて理解できる違いです。
そのため、よく理解しないで慌てて決めてしまうと、後悔する可能性も高くなります。
最低でも一度は工房見学を行い、手作りについてよく理解してから選ぶようにしましょう。

結婚指輪を選ぶカップルはもっと自由に考えていい

結婚指輪には、様々な選択肢があります。
ブランドで既製の指輪を購入する。
オーダーメイドで自分好みの指輪を作成する。
自分たちの手で、指輪を手作りする。

これらの中で近年注目されているのが、自分たちの手で作る手作り結婚指輪。
指輪に思い出という付加価値をつけることが出来る、唯一の方法です。

もちろん、手作りは全ての人におすすめできる訳ではありません。
手作りが向いているカップルもいれば、手作りしない方が良いカップルもいます。

ですが、あなたがどちらのタイプであるにせよ、選択肢は多いに越したことはありません。
これから結婚指輪を考える人も、今まさに迷っている人も、是非一度手作りという選択肢を検討してみてください。

2人が一生を誓う指輪。
後悔などしないためにも、もっと自由に考えてみましょう。

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